ページをめくる手が止まらない。紙に浮かぶ活字を追う目も瞬きする暇もなく、人参をぶら下げられた馬のように、顔よりも一歩前に飛び出して、先へ先へと活字を追う。きりが良いところで一息ついてみる。興奮で不規則なリズムを打つ心臓が、穏やかな動きに戻っていく感覚に心地よい充実感、そして目の疲れ。しばらく頭の中は、現実と不現実の間をさまよい、物語の主人公と現実の自分とを行き来する。そして活字を追う欲求に突き動かされ、また追う。
面白い小説を読み、物語の中にどっぷり浸かっている感じです。
比べるものではないが、読書と映像はどちらが面白いか。
読書好きの僕もどちらとも言えない。
ただ小説を読んだ後に見る実写版の映像は、なぜか物足りない。
何度か見たことはあるが、いつも若干不満に感じる。まず大体の場合、話が脚色されずれている。この間見たものでは、肝心の人質の数が小説より一人多い。これでは話に入り込めない。そして途中で見るのを断念する。先に映像ならとても面白いとは思う。が、逆では物足りない。僕の主観です。
大人になってから好きになった読書ですが、これからも大切な趣味の一つとして楽しみたいと思っています。
プロフィール
2017年03月04日
大切な趣味
posted by イタスイ at 00:00| Comment(0)
| 日記